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副業としてFXを始めてみたいけど、何となくのイメージしかない。危険なイメージもあるが大丈夫なのか?

そんな感想を持っている方も多いかと思います。

ここではFXについて、なるべく簡潔に説明したいと思います。

 

1.FXとは

FXとは「Foreign Exchange」の略で字の通り”外貨の交換”です。

皆さんもこれまでに「今は1ドル100円だ」というような表現を聞いたことがあるかと思います。

これはつまり1ドルを買うのに100円かかるという意味であり、FXではその時々の価格差を狙って利益を出します。

具体的に言うと、1ドル100円の時に買って1ドル105円の時に売れば差額の5円分利益が出るということになります。

この取引ができるサービスを提供している会社が世の中にたくさんあり、その中から好きな会社を選んで口座を開設、その口座にお金を入れてそのお金で取引をします。

 

1−1.外貨預金との違い

FXが外貨預金と異なるところは、”レバレッジ”が効くところです。

”レバレッジ”とは「てこの原理」の意味ですが、”レバレッジが効く”とは「てこの原理」のように実際の自分の力以上のパワーを出せるということです。

FXでいうと、自分の口座に入れているお金以上の金額の売買ができるということです。

外貨預金だと口座に10万円入っているなら、その10万円分の通貨(ドルやユーロなど様々)しか買えません。

これがFXになると口座に10万円しか入っていなくても、FX業者のお金を借りて例えば100万円分の通貨を買うことができます。

そうすると、外貨預金の10倍の利益を出すことができます。

※現在日本においては法律上レバレッジは25倍までと決まっています(さらに引き下がる可能性あり)。

※国外のFX業者では日本の法律の適用外なので、レバレッジ1000倍などもかけられます。

FXのポイント

レバレッジが効くため、自分で持っているお金の何倍もの金額で運用できる。

よって正しく運用すれば、他の投資や副業の何倍も稼ぐことができる。 ※正しい運用については後述。

 

1−2.例:レバレッジを効かせた場合の外貨預金との比較

外貨預金と比較して、レバレッジを使えるFXにおいては具体的にどのようになるか以下に例を示します。

 

①口座に入れた10万円で、1ドル100円の時にドルを買ったとき

買った時点ではどちらも当然利益は¥0の状態です。 ※正確には取引には手数料がかかるので若干のマイナスからスタートとなります。

区分 レバレッジ 買ったドルに現在いくらの価値があるか 差損益(いくら儲かっているか or 損しているか)
外貨預金 なし ¥100,000 ¥0
FX 10倍 ¥1,000,000 ¥0

 

 

②1ドル105円になるまで買ったドルを保有し続けた時

1ドルの価値が買った値段より上昇すると、表の通りFXにおいてレバレッジ10倍で取引した場合、外貨預金で得られる金額の10倍の利益が出ることになります。

区分 レバレッジ 買ったドルに現在いくらの価値があるか 差損益(いくら儲かっているか or 損しているか)
外貨預金 なし ¥105,000 +¥5,000
FX 10倍 ¥1,050,000 +¥50,000

 

 

③逆に1ドル95円まで下がった時

1ドルの価値が買った値段より下落すると、表の通りFXにおいてレバレッジ10倍で取引した場合、外貨預金で得られる金額の10倍の損が出ることになります。

区分 レバレッジ 買ったドルに現在いくらの価値があるか 差損益(いくら儲かっているか or 損しているか)
外貨預金 なし ¥95,000 -¥5,000
FX 10倍 ¥950,000 -¥50,000

 

このように、FXにおいてはレバレッジをかけるとかけた分だけ利益も損失も大きくなります。

よって、FXにおいては以下のことを守ることが重要になります。

FXで勝つために重要なこと – その1

 

①無暗に取引をせず、常に期待値(※)の高い取引をすること。

②損切り(想定と逆方向に相場が動いても、その取引を潔く諦めてマイナスで決済をする)を行うこと。

上記を守り”トータルで”勝つことが重要!! ※取引には勝ちも負けもどちらもあって良い!

※上述の”期待値”については以下のページをご参照ください。

参考:FXは確率と期待値のゲーム

 

1−3.FXは値段が上がるほうにも下がるほうにも賭けられる

上記の例においては、ドルを”買う”という例で示しました。

これはつまり、安いときに買って高いときに売るということです。

これとは逆に、高いときに売って安いときに買い戻しその差額で利益を得るということもできます

FXは外貨預金とは異なり、”買う”場合も”売る”場合も自分のお金ではなくFX業者のお金を使って取引をします。

そうすると、例えば

1ドル105円の時にFX業者の持っているドルを売って円を買い、1ドル100円に下がった時に円を売ってドルを買い戻しその差額で同じように利益を得ることができます。

イメージとしては以下の通りです。

 

FXで扱うお金はFX業者のお金なので、自分がドルを持っていなくてもドルを”売る”ことができるのです。

 

補足。

FXにおいては何らかの通貨を買うことを”ロング”と呼び、売ることを”ショート”と呼びます。

 

1−4.FX口座に入れるお金は”証拠金”である

FXにおいて扱うお金は、自分が口座に入れたお金ではなくFX業者のお金であることを説明しました。

それならば自分が口座に入れたお金は何か?それは”証拠金”です。

私たちはその”証拠金”を担保としてFXの取引を行います。

例えば1ドル100円の時に、ドルがもっと上がると期待してドルを買ったとします。

しかし1ドル95円にまで下がってしまったとしたら、損を抱えている状態です(決済はしていない確定していない損なため、含み損といいます)。

このように損を抱えた時に、どれだけ自分の口座にお金を入れていたかでどこまで耐えられるかが決まります。

つまり証拠金に対して含み損が大きくなりすぎた場合、ある一定ライン(業者により異なる)で強制的に決済をされてしまいます(強制ロスカットと呼ばれます)。

しかしながらこれは、口座に入れた証拠金以上の損を出す前に強制的に決済をして我々を守ってくれているともとれるものです。

証拠金がどのラインまで減ったら強制ロスカットをされるかはFX業者によって異なりますが、レバレッジを大きくしすぎなければそうそうそのラインに引っ掛かることはありません

 

よって、私たちはFXにおいて以下のルールを守る必要があります。

FXで勝つために重要なこと – その2

 

①あくまで余剰資金で取引をすること。

②レバレッジを効かせすぎないこと。

※これは自分のメンタルを健全に保つためにも重要なことです(慣れない大きな金額を扱うと、少しの値動きでハラハラしてしまいます)。

 

1−5.FXにおける国内業者と国外業者の違い

FX業者は国内外どちらも選べますが、基本的な違いは以下の通りとなります。

区分 取引手数料(スプレッド) レバレッジ 追証金(※注記あり)
国内業者 低い 25倍まで 発生しうる
国外業者 高い 業者によって1000倍程度も可能 (多くの業者で)発生しない

 

※ごく稀ですが、急激な値動きにより強制ロスカットも間に合わずに証拠金以上の損で決済されてしまうこともあり、その証拠金以上の部分の金額を”追証金”といいます。

”追証金”が発生しているということは、私たちが被るはずの損失をFX業者が代わりに被っている状態なので、当然我々がその後に支払わなければなりません。

ごく稀にせよ、この”追証金”のリスクを回避するために国外業者を選ぶ方もいます(追証金の発生しない制度をゼロカット制度といいます)。

”追証金”のリスクを考えても、やはり上に記述したようにレバレッジは効かせすぎないことが大事になります。

 

2.FXの取引の基本

ここまででFXの仕組みについて見てきました。

今度は実際のFXの取引について具体的に説明します。

 

2−1.チャート

以下の画像を見てください。

これが”チャート”であり、現在そして過去の通貨の値動きを表しています。

※この”チャート”はFX業者の口座を開設後に提供されるシステム上で見ることができます。

左にいくほど過去の値段を表していて、この画像でいうと今は1ドル109.484円ということです。

また、白と黒のバーがたくさん並んでますがこれを”ローソク足”と呼び、一本一本が決められた時間単位での価格の推移を表します。

(1時間足ならこのローソク足1本が1時間の間の値動きを表し、5分足ならばそれぞれが5分の間の値動きを表します。)

 

2−2.ローソク足

チャートのローソク足には”陽線”と”陰線”があります。

これはローソク足形成の最初の価格(始値)と比べて、ローソク足形成の最後の価格(終値)が上がったなら”陽線”であり下がったなら”陰線”です。

陽線と陰線はそれぞれ色がわかれていて、パッと見でわかるようになっていますが、それぞれが何色かは設定によって変えられます。

(今回の例でいうと、陽線は白で陰線は黒です)

ローソク足のイメージ図は以下の図の通りです。

 

2−3.インジゲータ

FXのチャートにおいては、上記のローソク足以外にも”インジゲータ”と呼ばれるものを表示させることもできます。

例えば、以下の図においてはチャートの下にRSIと呼ばれる”インジゲータ”を表示させています。

これは過去の値動きから見て、今の価格が相対的に上がりすぎなのか下がりすぎなのかを見るための”インジゲータ”です。

(RSIにおいては、一般的に70以上だと買われすぎで売りで入るシグナル、30以下だと下がりすぎなため買いで入るシグナルと考えられています。)

このような”インジゲータ”と呼ばれる売買を判断する指標になるものがFXにおいてはたくさんあり、それぞれを組み合わせるなどして取引の判断をすることができます。

※本サイトの主旨は、ローソク足の形状やインジゲータを活用した各タイミングでの売買における勝率や期待値を過去チャートより検証。

 それにより勝てる手法を見つけ、FXにおいて安全に資産運用をすることを目指すものです。

 

以下のリンクには、FXで勝つためのやり方を検証しパフォーマンスの高かったものを掲載しています。FXを始める際に是非ご参照ください。

参考:【必見!】FX 勝てる手法 まとめ

 

3.まとめ

・FXはレバレッジを効かせられる投資であり、正しいやり方で取引をすれば他の投資より効率的に稼げる

・リスクもあるのであくまで余剰資金でやるべき。

・レバレッジを効かせることは大事だが、大きくしすぎは控えること。

 

 


※以下のページでは、このサイトで検証したたくさんの手法の内、勝てる手法をまとめています。是非ご参照ください。

【必見!】FX 勝てる手法まとめ