このサイトではFXを確率と期待値のゲームとしてとらえ、色々な手法の有用性を検証していきます。
一般的に有名な手法から、ともすると馬鹿じゃないのかと思われるものまで。
FXを確率と期待値のゲームとしてとらえるとはどういうことか、このページではそれについて解説します。
目次
1.確率と期待値とは
統計学的な言葉ですが、以下に定義を示します。
1−1.確率
偶然起こる現象全てに対する割合の事である。 起こりやすさを数値で表した指標として使われる。
1−2.期待値
1回の試行で得られる値の平均値のことで、得られうるすべての値とそれが起こる確率の積を足し合わせたもの。
期待値の計算方法とは以下の通りです。
期待値=(勝率×平均利益)-(負け率×平均損失)
2.確率と期待値で勝負する場合
上述した確率と期待値を用いて勝負する場合の例を以下に示します。
このような考え方をFXにおいても取り入れてほしいのです。
2−1.例:コイントスのゲーム
コインを投げて表か裏かを当てるゲームを何度も行うとします。
当たったら¥4,000もらえます。外れたら¥5,000失います。
このゲームはやるべきですか?やらないべきですか?
これは誰でもわかりますよね。やってはいけないゲームです。
コイントスであれば表が出る確率も裏が出る確率も1/2ですから、もしこのゲームを100回行うなら勝ちも負けもおおよそ50回ずつの結果となります。
すると、結果は
勝ち → ¥4,000 × 50回 = ¥200,000
負け → -¥5,000 × 50回 = -¥250,000
合計 → -¥50,000
一回の勝負あたり、-¥500負ける計算となります。
やればやるほど損しますね!
2−2.例:個数の異なる玉を箱から取るゲーム
中身の見えない箱に白玉が3個、黒球が7個入っています。
手を入れて白玉を取れたら¥10,000もらえます。黒玉を取ってしまったら¥3,000失います。 ※一回ごとに取った玉は戻すとする
このゲーム、あなたならやる?
コイントスの例と異なり、確率は1/2ではないので少し複雑に感じます。
落ち着いてこのゲームを上述の期待値の式に当てはめてみましょう。
期待値 =(3/10×¥10,000)-(7/10×¥3,000)
期待値 = ¥900
はい、このゲームは何度も繰り返し行うならやるべきです。
一回あたり¥900勝つということです。
3.FXを確率と期待値のゲームとして取り組むメリット
上述の例で確率と期待値で勝負するとはどういうことかお判りいただけたと思います。
この考え方をFXに用いると以下のようなメリットがあります。
3−1.予め勝てる手法を選別できる
FXに参入する多くの人が何となくで取引をして負けていきます。
これは別なページで説明しますが、人間は本質的にFXには負けるようにできているのです。
しかし、過去の値動きを検証し勝てる手法(期待値の高い手法)を予め選別し、その手法のみをひたすら行うとしたらどうでしょう。
当然勝てるようになります。
3−2.メンタルを健全に保つ
FXに限らず投資全てに言えることですが、メンタル管理はとても大切です。
実際に取引をしてみると体感できますが、取引した後は値動きが気になって他のことが手につかなくなり、日常生活に支障をきたすということがよくあります。
しかし過去の値動きを検証し、勝率や期待値をわかった上での取引ならそれが担保となり心の平静を保ちやすくなるのです。
4.まとめ
FXを確率と期待値のゲームとしてとらえることの有用性がお判りいただけたでしょうか。
過去の値動きを検証し、勝率や期待値を出す。勝てる手法を見つけたならただそのやり方をひたすらに繰り返す。
そうすることによって勝てるようになります。
給与所得は天井がありますが、投資においては青天井です。
夢をもって取り組んでいきましょう!
※以下のページでは、このサイトで検証したたくさんの手法の内、勝てる手法をまとめています。是非ご参照ください。