FXでテクニカル指標の組み合わせは不要!?スキャルピングで勝つ!
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今回は、必見のスキャルピング手法の検証!

あるインジゲータを一つ使うだけでスキャルピングでいかに勝つかを検証、紹介します!

お知らせ

この記事の最後には、勝てる手法をまとめたページのリンクも貼ってあります。併せて是非ご参照ください。

 

1.スキャルピングとは?

スキャルピングとはものすごく短期間で売買を繰り返すやり方です。

エントリー~決済まで、早ければ数秒で遅くても数分以内といった売買です。

メリットとしては、ファンダメンタルズをほぼ気にしなくてよいということや、何日にも渡ってポジションを持たずに済み精神的に楽ということが挙げられます。

デメリットは、反射神経が要求されることやたくさんの売買の積み重ねで利益を作るので、スプレッドがそれだけたくさんかかっていることなどが挙げられます。

筆者の経験上、時間足を短くするほど何か特定の手法で勝つことは難しくなります。

大きな時間足で勝てても小さな時間足では負けるということはよくありますが、その逆はほとんどありません。

基本的に大きな時間足のほうが相場の流れを支配しているからです(小さな時間足での値動きは、大きな時間足の値動きの中の一部でしかない)。

 

2.テクニカル指標はRSIを用いてスキャルピング

なんと今回使う手法はRSIの逆張りのみ!

RSIにおける一般的な手法で検証します!

RSIが30以下なので売られすぎと考えロングエントリー、RSIが70以上になったら決済!ショートはこの逆です!

 

今回検証するのはスキャルピングなので、使用する時間足は1分足と5分足とします。

 

3.検証条件

[基本情報]

通貨ペア ドル/円・ユーロ/円
資金 100万円
取引ロット 0.5
スプレッド 5
期間 過去5年(2015/1/1~2019/12/31)

 

[インジゲータ]

RSI:期間 14

 

上記の条件にて検証します。

 

4.検証

それでは検証を開始します。

以下にそれぞれ示す画像の下の青線のグラフが資金の推移を表しています。

 

4−1.ドル/円の5分足でスキャルピング

全然だめだ…

やはりスキャルピングで勝つことは難しいのか…

総取引数: 2,434回
純益: -455,950円
売りポジション勝率: 63.19%
買いポジション勝率: 64.67%
一回あたりの期待値: -187.33円

 

4−2.ドル/円の1分足でスキャルピング

と思いきや…なんと1分足でRSIの逆張りをするだけで勝てた!

しかもなかなか右肩上がりの資金推移!

私のように色々な手法の検証をしまくっているとわかるのですが、短い時間足で勝てる手法って珍しいです。何気にかなり有益な情報ですよこれ

総取引数: 13,067回
純益: 1,393,590円
売りポジション勝率: 63.88%
買いポジション勝率: 65.74%
一回あたりの期待値: 106.65円

 

ドル/円が良い感じなので、ユーロ/円でも検証してみましょう!

 

4−3.ユーロ/円の1分足でスキャルピング

なんとなんと、ドル/円よりさらに大きく勝てることになった!

やはりドル/円よりユーロ/円のほうが値動きが大きく、かつこの手法に同様に合っているからでしょう。

総取引数: 11,772回
純益: 2,687,055円
売りポジション勝率: 64.90%
買いポジション勝率: 66.07%
一回あたりの期待値: 228.26円

 

5.追加検証 期間を10年間に伸ばす

それでは追加検証として、この手法の期間を10年に伸ばしてみましょう。

果たしてどんな結果になるか!

 

5−1.ドル/円の1分足でスキャルピングを10年間

ドル/円の1分足でこの手法の期間を10年間に伸ばして検証した結果!

なんと10年間に伸ばしても勝てたわけです!勝率も結構高いからメンタル的にも安心!

スキャルピングだけあって、取引回数はなんと27,716回もありますね。

総取引数: 27,716回
純益: 3,876,370円
売りポジション勝率: 63.95%
買いポジション勝率: 65.94%
一回あたりの期待値: 139.86円

 

5−2.ユーロ/円の1分足でスキャルピングを10年間

ユーロ/円の1分足でこの手法の期間を10年間に伸ばして検証した結果!

やはりドル/円より大きく稼げた!

そして資金も変わらず右肩上がり!

総取引数: 24,866回
純益: 6,157,655円
売りポジション勝率: 65.33%
買いポジション勝率: 66.00%
一回あたりの期待値: 247.63円

 

6.問題点の考察

ここまで読んでどう感じたでしょうか。

今回はFXの複数のテクニカル指標を組み合わせることもないシンプルなものでした。

RSI一つを使うだけのスキャルピングでこんなに勝てるとは驚きましたか?

しかしながら、実はこの手法には考えなければいけない問題もありますので、それについても触れていきましょう。

 

6−1.人間は四六時中スキャルピングし続けることは不可能

我々は人間なので、当然寝ないといけないし食事もとらないといけないし、トイレだって行きます。

今回の検証は10年間休まずにスキャルピングをし続けた結果なので、人間には再現は不可能です。

ということはEA(自動売買プログラム)で行う必要がありますね。

ただ、これに関してはEA化してしまえばよいのでさほど問題はないでしょう。

 

6−2.大量に取引するためスプレッドも大量にかかる

例えばドル/円(スプレッド:0.03円)で1日1回取引するだけなら、スプレッドは一日あたり当然0.03円です。

しかしドル/円(スプレッド:0.03円)でスキャルピングをし、1日50回取引するならその50倍の1.50円かかるわけです。

たった0.03円と言え、塵も積もればというやつですね。

一回あたりのスプレッドはなるべく小さいFX業者を選ぶべきです。

 

6−3.資金は増えていく一方か?

資金の推移のグラフは右肩上がりに見えましたか?

以下に今回のドル/円での検証の集計結果を一部抜粋してみました。

2010/8~2010/10を見てください。

3ヶ月連続で負けてますね。

自分のお金が減っていくのは、実際に体験してみると想像よりメンタルに負荷がかかるのがわかるはずです。

こういう時に冷静に期待値を信じて耐える必要があります。

参考:FXは確率と期待値のゲーム

年月 取引回数 収支
2010.01 240 309,820円
2010.02 216 102,370円
2010.03 287 121,225円
2010.04 291 133,775円
2010.05 241 59,430円
2010.06 243 170,590円
2010.07 288 -7,150円
2010.08 273 -26,890円
2010.09 244 -25,010円
2010.10 245 99,920円

 

FXで勝つためには?

自分のバイアスを拭い去り、

手法の優位性をきちんと検証し、

その手法の期待値を冷静に信じて続けられる者が勝つ!

 

7.まとめ

・なんとRSIの逆張りスキャルピングだけで勝てた!

・とはいっても連敗する期間はあるのでそこは耐える必要あり!

・この手法は人間には再現は不可能なのでEA(自動売買プログラム)が必須!

・EAを使えてかつスプレッドがなるべく狭い業者を選ぶべし!

スキャルピングでも勝てる!

 


※以下のページでは、このサイトで検証した手法の内、勝てる手法をまとめています。是非ご参照ください。

必見!