よく聞くRSIの逆張り手法。
RSIが70以上なら買われすぎのサインだからショート!30以下なら売られすぎだからロング!
これをそのまま実行した場合、勝てるのか?
1.RSIとは?
RSIについて簡潔に説明します。
以下の図を見てください。
チャートの下にRSIが表示されています。
RSIは買われすぎや売られすぎを判断するためのテクニカル手法で、一般的な考え方は以下の通りです。
RSIが70以上 → 買われすぎ(売りのサイン)
RSIが30以下 → 売られすぎ(買いのサイン)
2.RSIの逆張りとは?
以下の例を見てください。
RSIが30以下なので売られすぎと考えロングエントリー、RSIが70以上になったら決済しています。
(ショートの場合この逆です。)
これをひたすら繰り返したしたとして勝てるのでしょうか?
検証してみましょう!
3.検証条件
[基本情報]
通貨ペア:ドル/円
資金:100万円
取引ロット:0.5
時間足:複数で検証
スプレッド:5
期間:過去5年(2014/1/1~2018/12/29)
[インジゲータ]
RSI:期間 14 ※一般的な数値です
上記の条件にて検証します。
4.検証
それでは検証を開始します。
以下にそれぞれ示す画像のチャートの下のグラフが資金の推移を表しています。
4−1.15分足
勝率は高めだが全然勝てない。
総取引数:389回 純益:-868,000円 売りポジション勝率:61.86% 買いポジション勝率:61.54% 一回あたりの期待値:-2231.36円
4−2.1時間足
資金の推移は山あり谷あり。最後はトントン。
んーやはりこれだけやっていても勝てそうにない。
総取引数:258回 純益:-5,750円 売りポジション勝率:64.34% 買いポジション勝率:61.24% 一回あたりの期待値:-22.29円
4−3.4時間足
終わってる。
2017年の途中で強制ロスカットになってしまった。
時間足を伸ばしたら、勝率まで落ちていないか。
総取引数:42回 純益:-812,050円 売りポジション勝率:57.14% 買いポジション勝率:57.14% 一回あたりの期待値:-19334.52円
5.まとめ
・RSIが70以上でショート、30以下でロングしているだけでは勝てない
では逆をやってみるとどうだろう。
つまりは、RSIが70以上ならそれだけ上昇の勢いが強いのだからもっと上昇するだろうと考える。
逆にRSIが30以下なら下落の勢いが強いのだからもっと下落するだろうと考えてみる。
次回検証してみよう。
※以下のページでは、このサイトで検証したたくさんの手法の内、勝てる手法をまとめています。是非ご参照ください。