今回はすごくシンプルに考えてみよう！
期間中最高値より一定額下がったらロング！
期間中最安値より一定額上がったらショート！
繰り返したらどうなる！？
目次
１．期間中最高値から一定額下がったらロング！期間中最安値から一定額上がったらショート！
以下の例を見てください。
任意の期間中最高値から一定額下がったらロングエントリーし、任意の期間中最安値から一定額上がったらショートエントリーしています。
このシンプルな手法を、任意期間の長さやどれだけ下がったら(上がったら)ロング(ショート)するかの数字を変えながら検証していきます。
２．検証条件
[基本情報]
通貨ペア：ドル/円
資金：100万円
取引ロット：0.5
時間足：1時間足
スプレッド：5
利益確定:50 pips (0.500円)
損切り:50 pips (0.500円)
検証期間：5年 (2014/1/1～2018/12/28)
[インジゲータ]
なし
上記の条件にて検証します。
３．検証
それでは検証を開始します。
以下にそれぞれ示す画像のチャートの下のグラフが資金の推移を表しています。
３−１．直近50本の最高値(最安値)から1円下がったら(上がったら)ロングエントリー(ショートエントリー)
上昇と下落を繰り返してジグザグと資金が溶けていく。。
総取引数：469回 純益：－825,400円 売りポジション勝率：46.81％ 買いポジション勝率：50.43％ 一回あたりの期待値：－1759.91円
３−２．直近50本の最高値(最安値)から1.5円下がったら(上がったら)ロングエントリー(ショートエントリー)
ほとんど変わらない。ダメ。
総取引数：275回 純益：－808,200円 売りポジション勝率：45.59％ 買いポジション勝率：50.36％ 一回あたりの期待値：－2938.91円
なら次は、価格上昇(下落)の縛りを強くしてみる。
３−３．直近50本の最高値(最安値)から3円下がったら(上がったら)ロングエントリー(ショートエントリー)
ようやくトントンになったが、エントリー回数が少なすぎる。５年で62回って。。
総取引数：62回 純益：60,450円 売りポジション勝率：38.71％ 買いポジション勝率：67.74％ 一回あたりの期待値：975円
エントリー回数が少なすぎたので、次はこれの期間を伸ばしてみる。
３−４．直近300本の最高値(最安値)から3円下がったら(上がったら)ロングエントリー(ショートエントリー)
直近300本を参照するように期間を伸ばしてみたらまた期待値が落ちた。だめだこれは。
総取引数：332回 純益：－806,000円 売りポジション勝率：43.71％ 買いポジション勝率：53.31％ 一回あたりの期待値：－2427.71円
４．まとめ
・単純に下がったら買う、上がったら売るだけをやっていても勝てない。
・もちろん下がりきる付近でロングエントリー、上がりきる付近でショートエントリーができれば勝てるはずなので他の条件を追加する余地あり。
今回の検証結果は残念な結果になったが、ちょっと待ってほしい。
この手法で負けるということは逆に考えてみたらどうか。
つまりは、期間中最高値から大きく下げたということは下落トレンドへの転換ではないか！期間中最安値から大きく上げたら上昇トレンドへの転換ではないか！
次回このように考えて検証してみよう！
※以下のページでは、このサイトで検証したたくさんの手法の内、勝てる手法をまとめています。是非ご参照ください。
