RSIで一目均衡表の雲での反発やブレイクを掴む!
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一目均衡表の雲はサポートラインとなり、それがブレイクしたならトレンドの転換となると言われています。

今回はその雲での反発とブレイクを見極められるか検証してみます。

具体的には、一目均衡表にRSIを加えてみます!

お知らせ

この記事の最後には、勝てる手法をまとめたページのリンクも貼ってあります。併せて是非ご参照ください。

 

1.一目均衡表とは?

一目均衡表について簡潔に説明します。

字の如く、買いと売りのパワーの”均衡”が”一目”でわかるという意味でつけられたインジゲータです。

上昇や下降のトレンドの判断やトレンド転換の判断をつけるため等に使われるインジゲータです。

 

2.終値が雲の中でRSIが60以上ならショート、40以下ならロング!

今回の検証の考え方の説明をします。

ローソク足が上昇して雲に到達したとします。

その時にRSIが60以上なら高値圏なので雲がサポートラインとして働く確率が高いと想定してショートエントリーします。

もしローソク足が下降してきて雲に到達したとしても、その時にRSIが60以上ならやはり高値圏なのだからそのまま雲をブレイクする確率が高いと判断してショートエントリーします。

具体的には以下のようにエントリーと決済を行います。

※ロングエントリーの場合はこの逆です。

エントリー条件

以下の両方を満たしたら次の始値でショートエントリー!

①終値が雲の中に入った。

②RSIが60以上である。

決済条件
RSIが30以下になったらショートポジションを決済。

一目均衡表の雲とRSIを組み合わせて反発やブレイクを見極めることができるでしょうか!

このサインの勝率や期待値はいかに!

検証してみましょう!

 

3.検証条件

[基本情報]

通貨ペア:ドル/円

資金:100万円

取引ロット:0.5

時間足:複数

スプレッド:5

期間:過去5年(2014/1/1~2018/12/31)

 

[インジゲータ]

一目均衡表:転換線 9    基準線 26 先行スパン 52

※一目均衡表において一般的なパラメータです

 

上記の条件にて検証します。

 

4.検証

それでは検証を開始します。

以下にそれぞれ示す画像の下の青線のグラフが資金の推移を表しています。

 

4−1.15分足

さっそくいい感じになりました!

今回の仮説は間違ってなさそうです!勝率もFX手法の中ではかなり高いですよ!

総取引数: 563回
純益: 1,033,080円
売りポジション勝率: 67.35%
買いポジション勝率: 70.75%
一回あたりの期待値: 1834.96円

 

4−2.1時間足

と思いきや、1時間足だと一気にダメになりました。

途中で資金はショートするし勝率も大きく下がってしまいました。

総取引数: 71回
純益: -778,850円
売りポジション勝率: 55.56%
買いポジション勝率: 56.82%
一回あたりの期待値: -10969.72円

 

長い時間足だとこの手法はダメなのでしょうか。

方向転換して15分足よりさらに短く、5分足で検証してみましょう。

 

4−3.5分足

ふむ、15分足とほとんど変わりませんが5分足でも勝てるのですね。

少しだけですがこっちの方が純益は大きくなりました。

総取引数: 1606回
純益: 1,125,210円
売りポジション勝率: 65.50%
買いポジション勝率: 68.66%
一回あたりの期待値: 700.63円

 

ここまできたら、1分足でも検証してみましょう!

短い時間足ならどれも勝てる!?

 

4−4.1分足

中盤まですごい勢いで純益が伸びてると思いきや、そこから全然ですね。

短い時間足ならどれでもいいわけではないようです。

総取引数: 8363回
純益: 338,660円
売りポジション勝率: 62.44%
買いポジション勝率: 66.14%
一回あたりの期待値: 40.50円

 

5.追加検証

今回一番パフォーマンスが高かった5分足での検証期間を延ばした結果。

10年間にしても、結構右肩上がりとなりましたね!

悪くないのではないでしょうか!?

総取引数: 3243回
純益: 2,088,990円
売りポジション勝率: 66.23%
買いポジション勝率: 67.46%
一回あたりの期待値: 644.15円

 

6.まとめ

雲とRSIを組み合わせると優位性あり!

 

今回は仮説通りの検証結果を得ることができた。

雲にRSIを組み合わせることで、雲での反発とブレイクを掴めることが多かったです!

こうやってテクニカル分析を積み重ねることで、相場の”偏り”を見出すのです!

その”偏り”が優位性となります!

今回はRSIとの組み合わせでしたが、他のインジゲータとの組み合わせも検討の余地があるように感じます。

引き続き検証を続けます。


※以下のページでは、このサイトで検証した手法の内、勝てる手法をまとめています。是非ご参照ください。

必見!